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さんざんなレース 中国GP 決勝 (注意:結果載ってます) [モータースポーツ]

決勝順位はこちら (ヤフーニュース)

F1今季最終戦中国GP決勝。
予選後の感想でも書きましたが、このレースの見所は
2点差で迎えたルノーとマクラーレンのコンストラクターズ争い(チーム別のポイント争い)でした。

しかし、レースは思わぬ方向へ行ってしまいます。

■スタート前
グリッドにつくための周回でMシューマッハとアルバースが接触。
両者ともピットスタート。

■スタート
佐藤琢磨、スタートダッシュで急浮上か!!
しかし、実際はフライング(><) ピットレーンをドライブスルーするペナルティを受ける。
(ピットレーンは減速走行が義務付けられているので20秒ほどのタイムロスになります)

注目の2チーム、スタート後の順位は
1位 アロンソ(ルノー)
2位 フィジケラ(ルノー)
3位 ライコネン(マクラーレン)
4位 モントーヤ(マクラーレン)
まさにガチンコ勝負!しかし、フィジケラのペースが上がらないのかアロンソと2位以下の差がどんどん開いていってしまいます。
マクラーレン危うし!!

■18周目
テレビで見ていても分かるくらいの障害物がレコードライン上の縁石に存在していました。
危ないなあと思いながら見ていると、不運にもマクラーレンのモントーヤが踏んでしまう。
セーフティカー(SC)がコースに入り障害物が撤去されます。
これによってアロンソとフィジケラ以下のタイム差がなくなりました。
しかし、モントーヤはリタイヤ。これでコンストラクターズ争いもほぼ決着。

■29周目
SCが引っ込んでリスタートが切られるもやはりアロンソはフィジケラ以下との差をどんどん広げていきます。
今回は最初のスタートとは明らかに状況が違っていて、
フィジケラはアロンソとライコネンのタイム差をできるだけ広げるべく、
ライコネンに抜かれないようにしながらラップタイムを落とすことが最大の仕事になります。

しかし、まだ混乱は続きます。

ロングストレートにてカーティケヤンがスピン。マシンが大破!
ドライバーは無事でしたが、コース上にマシンのパーツが飛び散りまたもSC。
各マシンが給油のためピットに入ります。
(SC先導中はラップペースが遅いのでピットに入っても隊列に追いつくのが容易)

フィジケラピットイン、続くようにライコネンピットイン。
しかし、フィジケラはピットレーンの入り口付近で不要に遅く走りライコネンの妨害に出ます。
ピット作業の結果ライコネンはフィジケラの前に出ることができましたが
フィジケラ、これは明らかにスポーツマンシップに反する行為。
フィジケラにピットレーンをドライブスルーするペナルティが科せられます。
なんで?実際に得したアロンソもペナルティでしょ!
この裁定には納得いかないです。

■2回目の再スタート
ほとんどのマシンがピットインを行うなか佐藤琢磨はピットインをせず、8番手にポジションをアップしていた。
もちろん、これでは燃料は足りないので後でピットインをすることになるだろうが、完走してほしかった。
しかし、波乱の魔の手は再び琢磨に襲い掛かる。

今回の再スタートでもアロンソはライコネンに抜かれることなく、再びタイム差を広げ始める。
どうも今回に限ってはルノーのマシンのほうが良さそうだ。

再スタートで1台に抜かれたもののがんばっていた佐藤琢磨。
1コーナーを立ち上がろうとしたはずだったがマシンはそのまま失速。
どうも、レース序盤からギアボックスにトラブルを抱えていたらしい。
SCによるペースダウンで更に壊れたらしい。
1回目のSCによりドライブスルーペナルティのタイムロスが消えて恩恵を受けたかに見えたが、
実はそれが致命傷になるとは。。。
来年新チームでドライブことを祈ります

■レース終盤
ライコネンはアロンソとのタイム差を縮めてくる。
タイム差から考えて逆転はほぼ不可能だが、それでも追う彼の執念。
来年、マクラーレンは1レース持つだけの車を彼に与えてください。
正直、ライコネンは応援してあげたい。
鈴鹿でのアロンソをパスしたのを目の前で見たのもあってそういう気持ちになりました。

■ゴール
ぐだぐだな展開でしたがそれもレース。チェッカーフラッグが振られます。

1位 アロンソ(ルノー)
2位 ライコネン(マクラーレン)
3位 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)
4位 フィジケラ(ルノー)
リタイヤ モントーヤ(マクラーレン)

これによりコンストラクターズポイント争いは
1位 ルノー(アロンソ・フィジケラ)      191点
2位 マクラーレン(ライコネン・モントーヤ) 182点

ルノーの逃げ切りです。おめでとうございます(ぱちぱち)
でも最後はクリーンなレースをしてほしかった。
マクラーレンはやっぱり強いですね。
昔から強いですが、ワークスチーム優勢の昨今でもプライベートチームでこれだけの成績は素晴らしいの一言です。

トヨタは4位。BARホンダは6位です。
なんといっても佐藤琢磨には来年参加するであろう新チームでの活躍に期待です!
ところてんは来年も佐藤琢磨選手を応援します!!!


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コメント 2

as

ことろてんさん、遊びに来ました!今回は何だか訳の分からないレースでしたね。しかしモントーヤの蓋を踏んでリタイヤだなんて、人為的なトラブルだけは絶対になくして欲しいと思います!2006年も、もちろん琢磨選手を応援します!
by as (2005-10-18 21:06) 

ところてん

>asさん
毎度ありがとうございます。
モントーヤは排水溝の蓋を踏んだらしいですね。
いい意味でも悪い意味でも中国らしい感じですが、asさんのおっしゃるとおりつまらないトラブルはやめてほしいですね。命にかかわることなのでなおさら。
琢磨には来年こそトラブルフリーでがんばってほしい!
by ところてん (2005-10-19 00:50) 

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